Fedoraで行こう! 〜しなやか編〜
それでは
今回は、Web Front Endに関するものを。Vue.jsを少しばかり。
on Fedora 29
今までと変わりなく、Fedoraで参ります。替えようがないのですけどね(笑)
- Fedora Kernel 4.20.13-200
- Node.js v10.15.0
- npm 6.4.1
NormalでInstallしたものです。これをベースに行っていきます。
By Vue-CLI 2.x
まず、2.x系列から行ってまいりましょう。
$ npm i vue-cli
まず、サクッと、CLI(Command Line Interface)をいれます。また、上記は、
4 npm install vue-cli
と、キチンと記載をしてもよいです。次に、Projectを作成します。
$ ./node_modules/.bin/vue init webpack hello
Vue-CLIをGlobalでInstallしたとしても、Pathを設定しないと、動作させられませんが、分かりやすくしております。また、
$ ./node_modules/vue-cli/bin/vue init webpack hello
も同じことになります。質疑に答え終わると、一通りのDataが作成されます。
現状、そのまま動作させるところまでを主眼としているので、次に、動作させてみます。
$ cd hello
$ npm run dev
と実行すれば、ブラウザでアクセスしてね!という表示がなされるので、ブラウザで表示させてみてください。
また、「npm run dev」は、package.json内のscripts項に記載させていて、
$ npm start
と実行しても、同じ結果を得ることができます。 scripts項には、いくつか記述があって、
$ npm test
と実行すると、現行のFedoraの環境においては、
SecurityError: localStorage is not available for opaque origins
なるErrorが発生し、上手く動作しません。そこで、「test/unit/jest.conf.js」に、以下の記述を追加して、実行してみてください。
...
module.exports = {
rootDir: path.resolve(__dirname, '../../'),
testURL: 'http://localhost/',
...
「testURL」を追加すれば、動作するのではないかと思います。
Yarnってみる
npmは、言ってみれば、パッケージマネージャでして、そこにも、新興勢力が勃興しているわけです。
「yarn」というものです。Fedora公式にもあるようなのだけど、「yarn」と「yarnpkg」の関係性がよくわからなかったので、yarn公式のものをInstallすることにします。
Install方法は、ここに、従います。
$ curl --silent --location https://dl.yarnpkg.com/rpm/yarn.repo | sudo tee /etc/yum.repos.d/yarn.repo
$ sudo dnf install yarn
Installは、つつがなく、完了するのでないかと思います。
By Vue-CLI 3
yarnで、3.x系列をごにょごにょしてみる。
$ yarn add @vue/cli
globalに行きたい時は、
$ yarn global add @vue/cli
globalというから、sudo必要なのかな、と思いましたら、そうではなかったので、globalでもいいかと思います。ただ、Pathの設定は、必要となります。「~/.yarn/bin/vue」にいます。
globalに、Installした一覧は、
$ yarn global list
で、閲覧が可能で、削除も、
$ yarn global remove @vue/cli
と行えば、削除されます。
では、Projectを作ってみましょう。
$ ./node_modules/.bin/vue -V
3.4.1
$ ./node_module/.bin/vue create hello
と、実行すると、
Vue CLI v3.4.1
? Please pick a preset: (Use arrow keys)
❯ default (babel, eslint)
Manually select features
という画面に推移します。defaultだと、最小構成なので、いろいろ選択(Testとか)したい場合は、Manuallyをキーボードの下矢印を選択して、クリックしてください。(いろいろと設定画面になります)
選択が終了しますと、あれこれとFetchモードになりますので、しばらく待ちモード。
...
$ cd hello
$ yarn serve
...
というのが表示されて終了します。上記で表示されているCommandを叩くと、ブラウザ上に、Defaultの画面表示がなされます。
カオス
実際、上記までだと、Codeを書く云々の手前の話で、まず、何を選ぶか?っていうのがあって、たまたま、Vue.jsを選択している流れにあります。更に、Packageマネージャも複数あります。次に、トランスパイラー(いろいろ名前ありますねぇー)というところのJavascriptをどう書くか、というものがあります。ぐぐる先生のところのBabelか、ナデラさんちのTypeScriptか、っていうのがあります。(今の所、どっちにするか決めてないけど。)
また、Buildツール(あれこれあるFileをまとめてくれる)もWebpackか、Parcelか、っていう話で。(少し前だと、Browserifyっていうお話で。少し前っていうか今でもなんでしょうけど)
後、あれだ、CSSもSassで!っていうのもあって。まあ、HTML自体、XMLを核にしているものの、CSSやjavascriptをハンドリングできる代物なので、言ってしまえば、3言語が同居しているようなものです。
この多層で複雑な状況において、各Phaseで、新しいものが勃興するのと、既存勢力の進化も同時進行なので、まあ、カオスと言っても差し支えないのだろうな、という気がしています。
ちょいと首を突っ込んだら、クラクラしてきましたもん(笑)
裏でNode.js使うならいいのだけど、DjangoやFlaskといったPythonやRailsといったRubyなんかを使うなら、更に、大変なことになってきますね(笑)
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